ミニ・クローラクレーンシリーズの製品力を向上し発売 ~使い勝手の良さをさらに強化し、高機能装置の標準化を実施~
2025年04月24日
当社(本社:東京都千代田区、社長:中戸川 稔)グループの中核事業会社で、ユニック部門を担う古河ユニック株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山川 賢司、以下:古河ユニック)は、ミニ・クローラクレーンシリーズのマイナーモデルチェンジを実施し、2025年4月24日より販売を開始します。
今回のマイナーモデルチェンジでは、すでに定評のある装備を未搭載機種に標準装備化しました。
非乗車型シリーズでは、「T字型走行レバー」や「アウトリガ引き出しグリップ」などの装備を標準装備化し、操作性と作業性の改良を図りました。乗車型シリーズでは、「ブーム全自動格納」や、「作業範囲制限機能」などの高機能装備を標準装備化し、作業性と安全性の強化を図りました。
また、ミニ・クローラクレーンシリーズの中核をなすURW295Cシリーズでは、ガソリンエンジン搭載モデルを廃止し、高出力・低燃費のディーゼルエンジン搭載モデル(URW295C4)、ディーゼルエンジン・電動パワーユニット併用搭載モデル(URW295C4M)、ならびに、CO2を排出しないバッテリー駆動モデル(URW295CB3)の3機種に統合しました。
古河ユニックは、今後もお客さまのニーズに応える製品の開発・提供のみならず、カーボンニュートラルの実現に向けた製品・技術・サービスの開発・提供に注力していきます。
ミニ・クローラクレーンとは
クローラによる走行機能を有し、コンパクトなボディに4本のアウトリガを装備した移動式クレーンです。トラックが入り込めない建設現場や不整地、屋内作業現場でのクレーン作業が可能で、室内ドアより幅が狭く限られたスペースへの搬入ができる「非乗車型モデル」と「乗車型モデル」があります。高出力・低燃費のディーゼルエンジン駆動から、環境に配慮した排気ガスゼロのバッテリー駆動モデルまで充実のラインナップで、幅広いニーズに対応しています。
販売製品一覧
- 非乗車型 ミニ・クローラクレーン
- ・URU054CP2 ブーム4段
・URW174CP2 ブーム4段
・URW245(L)CP2 ブーム5段 (L:5段ロングブーム)
・URW295CB3 ブーム5段
・URW295C4(M) ブーム5段
- 乗車型 ミニ・クローラクレーン
- ・URW370C4(M) ブーム5段、ブーム6段
・URW507C4(M) ブーム7段
機種別搭載装備一覧

主な特長
- ①T字型走行レバー
- 作業員は走行中に機体と並走して歩かなければなりませんが、
T字型走行レバーは、コラム背面のグリップ部と共につかみ持つ
ことで、より繊細で安定した走行操作を可能にします。
- ②アウトリガ引き出しグリップ
- アウトリガのインナーボックスに引き出し用グリップを装備しました。
引き出し作業を快適に行えます。- ③④アウトリガボールロックピンおよび差込口樹脂カバー
- アウトリガのロックピンにはボールロック式を採用しました。片手でもスムーズに抜き差しが可能です。
また、ロックピンの差込口樹脂カバーは、ロックピンの使用による差込口周囲の塗装剥がれを防ぎます。
- ⑤アウトリガ展開ピンマグネット(ワイヤちぎれ防止)
- アウトリガ展開ピンの先端にマグネットを内蔵させ、機体に固定可能にしました(URW295Cシリーズ)。
これにより、アウトリガ展開時に、機体可動部にワイヤが巻き込まれてちぎれる損傷をなくすことができます。- ⑤アウトリガ展開ピンマグネット(ワイヤちぎれ防止)
- アウトリガ展開ピンの先端にマグネットを内蔵させ、機体に固定可能にしました(URW295Cシリーズ)。
これにより、アウトリガ展開時に、機体可動部にワイヤが巻き込まれてちぎれる損傷をなくすことができます。- ⑥ブーム全自動格納
- 作業終了時のブーム格納操作がスイッチ1つで可能です。
この装備を乗車型ミニ・クローラクレーン、および、URW295C4シリーズに標準装備しました。- ⑦作業範囲制限機能
- 狭小現場など、障害物などへの干渉の恐れがある現場で安全作業を強力にサポートします。「ブーム高さ制限」「作業
半径制限」「ブーム長さ制限」「ブーム角度制限」「旋回角度制限」機能があり、各制限範囲は任意に設定が可能です。
- ⑧液晶ラジコンシンプルつり荷重拡大表示
- ディスプレイは、従来のクレーンの状態表示に加え、「つり荷重の拡大表示」も切換・選択することができます。
拡大表示画面では、“現在つり上げている荷重”と“つり上げ可能な荷重(定格)”を強調した表示になります。
なお、つり荷重の表示は、従来通り10kg単位で表示する、高精度仕様のままです。
お問い合わせ先:製品に関して
古河ユニック株式会社 国内営業部 営業推進課
お問い合わせ先:お知らせに関して
古河機械金属株式会社 経営企画部広報・IR課