地域社会との関わり
古河機械金属グループは、積極的に社会に参画し、その発展に貢献することを方針として、企業行動憲章および役職員行動基準に定めています。
地域社会に密着した活動としては、地域清掃ボランティアへの参加や児童・生徒を対象とした社会科見学の受入れを実施することで地域社会と共生し、コミュニティの発展に寄与する活動に注力しています。
また、地域社会の魅力を促進する活動の一環として、栃木県日光市足尾町において「古河掛水倶楽部」や「古河足尾歴史館」の運営・管理に取り組むことで、地域文化の維持・発展に貢献しています。
- 古河掛水倶楽部
- 古河掛水倶楽部は、足尾銅山の隆盛期に貴賓客の接待や宿泊施設として利用されていた迎賓館です。
大正初期に改築され、外観は洋風、内部は和洋、それぞれの様式を用いた2階建ての建造物で、鹿鳴館や古河庭園などを設計したジョサイア・コンドルの影響を受けたといわれています。
館内には国産で最も古いとされるビリヤード台のある撞球場や日本間など、貴賓客をもてなす設備がそろっています。
当倶楽部は2006年に国の登録有形文化財として登録されました。
- 古河足尾歴史館
- 主に、旧足尾鉱業所等のジオラマ、古河創業家の写真や銅像、古河家と交流のあった関塚家(フランス料理界にて活躍が顕著)ゆかりの品、そして、日本の安全第一運動のさきがけとなった小田川全之(おだがわまさゆき)の写真および関連品の展示など、日本近代史の黎明期を象徴する興味深いものを多数展示しています。
近代化産業遺産に指定
経済産業省では近代化産業遺産の保存、活動を一層進める観点から、2007年11月に全国から33の近代化産業遺産群を構成する個々の近代化産業遺産を地域活性化に役立つ資産として認定し、その所有者の方などに対し、認定証およびプレートを授与しました。
認定された遺産のうち、当社は足尾銅山関連遺産(栃木県)、好間炭鉱関連遺産(福島県)、筑豊炭田北九州関連遺産(福岡県)が認定を受けました。
当社としても認定を受けた近代化産業遺産を大切に保管するとともに、地域の活性化に向けた取り組みを更に進めていきたいと考えています。